ハドソン M1 Garand Rifle
ディスプレイ・モデルガン・仕様

カテゴリー 金属製モデルガン ダミーカート
全  長 1.092mm
銃身長 610mm
重  量 3.600g ?? 実測3230g
マガジン クリップ方式
装弾数 8発
ストック ナトウ材 ウレタン仕上げ
作 動 手動

  ガランドの重厚な雰囲気を上手く再現しており細部まで良く出来ています。正に「ガランド」です、
このMGを見るときクリップの飛び出す音が聞こえてきそうです。
 でも「?」な部分もあります。先ず手に持った時の「重量感の無さ」、その軽さに愕然となりました、
計測してみると銃本体で3230g 、これはいただけません。 宣伝値3,600gに遠く及びません。
ハドソンさん広告修正してくださいね・・・
  もう1つ気になったことはストックが柔らかすぎて、すぐ「へこむ」ことです。これも硬い木材に変更し
ていただきたいものです。
 その他はこれと言った不満点もなく「重量上積み改修」でさらに良い雰囲気になりました。
 このガランドは実銃構造も可能な限り再現しており、ロータリーボルトや装填機構などもメカメカ
しく「いじって良し、飾って良し」で買って損はありません。


大量生産されたオートマチック・ライフル

意外とカッコよいです。

太平洋戦争での宿敵同士

実銃でしたら「じさまたち」の記念写真ですね。

カメラを固定し床尾で揃えました。

MGならではの再現度です。

ガス圧利用閉鎖解除機構の要「ピストン」です。銃身より長いです。

ガランドの形状を非常に上手く再現しています。

セイフ

ファイヤ

ロータリー・ボルト、と装弾機構を再現しています。

リアサイトも大変良く再現されています。

レシーバーの刻印

ここから分解です。先ず撃鉄を起こしておきます。トリガー・ガードを後ろに引いて下げます。

つめが華奢です。

トリガー・ガードを「ぐい」っと下げると、引き金室が丸ごと外れます。

銃主部との接合は「トリガー・ガード」のポッチのみです、MGは強度が無いので頻繁に分解はしないほうがよいです。

ストックと銃主部を分解する準備です。まずガスシリンダーを外さなければなりません。

左写真のシリンダー・ロックを外し、バレルロックを緩めます。

実銃どおり。

ガランドのストックは「知恵の輪的」です。アメリカ人はこういう構造が好きみたいです。合理的なのか間抜けなのか分かりません。まずフロント・ハンドガードを前方にずらします。

空いた空間を利用しリアハンド・ガードを前方にずらします。

これで銃主部とストックが分離できます。この構造を見て「持てる国アメリカ」を垣間見ました。前線においてハンドガードが破損しても「交換部品はいつでも手に入る」と言うことなのでしょうね。当時日本の銃器はどうだったでしょうか。

リアハンド・ガードをレシーバーから分離します、先ず溝の最先端にバンドが来るようにします。

写真のバンド端を持ち上げます。
それで溝から外せます

ここまで簡単に分解できます。

ガランドはこのような形状をしています。

閉鎖解除機構と装弾機構を分解します。

左写真の「赤矢印」
のリコイルSPガイドを前方にずらし開放します。

なが〜いスプリングが出てきます。するとオペレーティング・ロッドも自由になります。

ピンを外せば装弾機構が分離できます。

装弾機構の部品構成、これにフロアASSYが加わります。

オペレーティング・ロッドとボルトを分離します。示唆位置の溝を利用します。

ロッドをココまでスライドさせると溝から外せます。同時にボルトも開放します。

自由になったボルトは前方から引き抜きます。

ボルトです。

回転式閉鎖機構です。

撃針は法により外辺に追いやられました。ダミーモールドでも良い気がします。

亜鉛合金のボルトでよくココまで再現&強度を出せたと感心します。

ここからリア・サイトの分解です。

ビスを緩めます。次に左右の調整スクリュウを分離します。

「赤矢印」で示す部分に小さな-ドライバーをあててリアサイト・カバーを解放します。

これでリアサイトが分解できます。

ビスが・・・

レシーバー裏です

右上のビスは露出し常に見えてします。これ愚作です。

チャンバーは数箇所のビス固定です。

これはバレル固定用、バレルはアルミ製で凄く軽いです。

チャンバーはそこに収まります。

これをみて「ハドソンらしいな!」と思いました。でもこれは全く無問題。

ここから引き金室の分解です。

2本のピンを外すだけです。

セフティーレバーです。

このガランドは確実にセフティがかかります。

トリガー、シアです。たったこれだけでディスコネクトも機能するとは驚きです。

トリガー・ガードはこの位置でひねるように外します。知恵の輪・・・

木部彫下げ砂鉄をエポキシ接着剤で練りこみました。

砂鉄だけでは足りなかったので、更に鉛球を追加しました。合計で700gも仕込みました。

改修後
銃本体のみ3960g

改修後
銃本体+付属ダミーカート8発で4130g
左から(全てダミーカート)
30-06 弾 (ハドソン付属品)

8mm モーゼル弾(7.92mm) (米製)
7.92mm モーゼル弾 (ショウエイ製)
7.62mm クルツ弾 (ショウエイ製)

7.7mm 弾 (米製)
6.5mm 弾 (米製)

7.62mm NATO弾 (米製)